飲食店や施設でお客様におしぼりを提供する方法は、大きく分けて「個包装の使い捨ておしぼりを仕入れる」か「自動おしぼり機でその場で作る」かの2つがあります。
先に結論からお伝えすると、使う本数が少ない場合や、持ち帰り・配布が中心の場合は個包装タイプが手軽です。一方、毎日まとまった本数を店内・施設内で使うなら、自動おしぼり機のほうがごみ・手間・サイズの融通の面でメリットが大きくなります。
この記事では、両者の特徴を項目ごとに比較し、用途別にどちらが向いているかを整理します。
自動おしぼり機そのものの仕組みやメーカーの選び方は、自動おしぼり機とは?基本的な知識にまとめています。
個包装おしぼりと自動おしぼり機の比較早見表
| 比較項目 | 個包装(使い捨て) | 自動おしぼり機 |
|---|---|---|
| 使うまでの手間 | 開封するだけ | ボタンを押すだけ(その場で1本ずつ製造) |
| サイズの調整 | できない(製品ごとに固定) | カット長を5段階で調整できる |
| 温かいおしぼり | 保温庫などの別設備が必要 | 専用の保温ボックス・保温パックの併用で対応 |
| 保管 | 長期保管で中身が乾くことがある | ロール紙のまま保管し、使う直前に作る |
| ごみ | 本体+ビニール包装のごみが出る | 使用後のおしぼりのみ(包装ごみが出ない) |
| 導入 | 設備不要。仕入れるだけ | 本体の設置とロール紙・除菌液の補充が必要 |
| 向いている使い方 | 少量利用・配布・持ち帰り・イベント | 店内・施設内で毎日まとまった本数を使う |
個包装タイプのおしぼりの特徴

個包装タイプは、あらかじめ湿らせたおしぼりを1本ずつビニールで密封したものです。
個包装タイプのメリット
最大のメリットは手軽さです。開封すればすぐに使え、設備の導入も不要で、必要な分だけ仕入れられます。使用後はそのまま捨てられるため、回収や洗濯の手間もありません。
また1本ずつ密封されているので、テイクアウトのお弁当に添える、イベントで配る、来客に袋のまま渡すといった「配布」の用途には個包装ならではの強みがあります。
個包装タイプの注意点
一方で、店内や施設内で毎日使う場合には、次のような点が気になってきます。
①長期保管で乾いてしまうことがある
密封されていても、保管期間が長くなると水分が抜けて乾いてしまうことがあります。まとめ買いには不向きなため、在庫量をこまめに調整する必要があります。
②使うたびにビニールごみが出る
1本使うごとに包装ごみが1つ出ます。使用量の多い現場では、開封の手間とごみの量が積み重なります。
③サイズを変えられない
製品ごとにサイズが決まっているため、用途によっては1枚で足りず複数枚使うことになり、その分コストとごみが増えます。
④温かい状態で出すには別の設備がいる
濡れたおしぼりは常温でも冷たく感じられることがあります。温かく提供したい場合は保温庫などを別途用意する必要があります。
自動おしぼり機の特徴

自動おしぼり機は、専用のロール紙をセットしておき、使いたいときにボタンを押すと、その場で1本ずつおしぼりを作り出す機械です。
自動おしぼり機のメリット
①使う直前に作るので、乾く心配がない
ロール紙の状態で保管し、必要なときに必要な分だけ作ります。個包装のように「開けたら乾いていた」という心配がなく、まとめて在庫しておけます。
②包装ごみが出ない
1本ずつのビニール包装がないため、使うたびに出るごみは使用後のおしぼりだけです。使用後は個包装タイプと同じように、そのまま燃えるごみとして処分できます。

③用途に合わせてサイズを変えられる
カット長は18・24・30・36・42cmの5段階で調整できます。手拭き用には短く、テーブルを拭くときや大判が欲しいときは長く、と用途ごとに1台で使い分けられるので、無駄がありません。

④ロール紙の厚みを選べる
ロール紙は薄手・厚手・特厚手の3種類から選べます。さっと手を拭く用途には薄手を、しっかり拭き取りたい用途には厚手・特厚手を、と使う場面に合わせて質感を選択できます。ロール紙の詳細は専用ロール紙のご案内をご覧ください。

⑤温かいおしぼりを用意できる
作ったおしぼりを専用の保温ボックス・保温パックと組み合わせれば、温かい状態のまま提供することができます。寒い季節のお出迎えなど、温かいおしぼりでのおもてなしにも対応できます。

自動おしぼり機の注意点
公平を期すために、自動おしぼり機側の注意点も挙げておきます。
まず本体を設置するスペースが必要です。また、ロール紙と除菌液の補充・交換の作業が発生します。導入には機器の設置が前提となるため、「月に数本しか使わない」「配布や持ち帰りが中心」という場合は、個包装タイプのほうが手軽です。
どちらを選ぶ?用途別の目安
個包装タイプが向いているケース
・使う本数が少ない(常設の設備を置くほどではない)
・テイクアウトやイベントなど、配布・持ち帰りの用途が中心
自動おしぼり機が向いているケース
・飲食店などで、来店のたびにおしぼりを提供している
・手拭き・テーブル拭き・清掃など、複数の用途でサイズを使い分けたい
・温かいおしぼりでのおもてなしを取り入れたい
・毎日の使用量が多く、包装ごみや開封の手間を減らしたい
まとめ
個包装タイプと自動おしぼり機は、どちらが優れているというものではなく、使う量と使い方で向き不向きが分かれます。
少量利用・配布中心なら個包装タイプの手軽さが活き、毎日まとまった本数を使う現場では、サイズ調整・保管性・ごみの少なさで自動おしぼり機のメリットが大きくなります。製品の詳細は自動おしぼり機「プールス」の製品ページをご覧ください。
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